松田直樹さんの命日とAEDの普及
2018/12/08
今日は、元サッカー日本代表「松田直樹」さんの4回目の命日です。
2011年8月2日、松本市の梓川ふるさと公園、にAEDが設置されていれば、
あるいは松田直樹さん、助かったかもしれませんね。
この3年で、AED(PAD:個人が使用できるAED)は、1.5倍以上になってます。
皆さんにもぜひ「AED」講習会をおすすめします。
関係ないや、とお思いかもしれませんが、これだけ設置されている、
という事は(例:東京都 40504(台)人口10万人当たり322台)、
それだけ助かった命も多い、という事です。
*心臓に原因があり突然心臓が止まる「心原性心停止」は、
年間7万件を超えています。
単純計算で1日に約200人です。
ちなみに、日本人の全体の死亡は年間100万人です。
人の命助けた事がある、というのは一生モノの自慢です。
*1996年に実家の隣の一人住まいのおじいさんがお風呂で動けなくなって
(脳梗塞)、かろうじて動く左手で壁をたたく音を聞きつけて、
おじいさん宅に入り、担いで寝かせて、救急車呼びました。
田舎なんで「好青年がいる」みたいな結構なうわさになって、
翌年、見合い後、同じ町の女性と結婚しました。
心肺停止は死亡ではありません。
心肺停止後、10%/分で脳細胞が壊死していきます。
この10分に心臓を動かしてやれば、生き返ります。
心臓は、例えばドッジーボールが直撃しただけで、止まってしまうこともあります。
AEDで心臓さえ動かしたあげれば、全く元の状態に戻ります。
僕も3度講習を受けています。
AEDの機械自体、進歩しているように思います。
(各メーカーの競争が激しいようです)
最初に付属マニュアルで起動すれば音声メッセージに従って動かせます。
最初のガイダンスは
「落ち着きましょう」です。
「バカヤロー、そんなこと言ってる前に早く教えろ」と焦ってしまいます。
講習を受ければ、この「焦り」が少なくなってくるのではないでしょうか。
あとポイントは、胸を強く押すのにビビらない、事でしょうか。
「あばら骨折れても心臓動かすのが先」という
考えてみれば当たり前の事を前提にした装置です。
AEDで助かった命をつぶやいているTwitter
減らせ突然死プロジェクト
松田直樹さん追悼関連
今、自分に出来ること。 松田直樹についてたくさん発信して、少しでも多くの方に松田直樹を知ってもらい、急性心筋梗塞の危険性とAEDの重要性を改めて理解してもらいたい。 松田直樹が遺したものをいつまでも多くの方に伝える手助けをしたい。 ありがとう、松田直樹。
— MAShA (@soccer48masa) August 3, 2015
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