このサイトの「このサイトと管理人について」より引用
発症後どうなったか、どういう暮らしをしたか、どのような状況で何年生きたか、発症した人の発症後の生活について書いたサイトはあまりありません。極力発症した人のその後について資料見つけたらご紹介していきます。
この記事は、SACRED HEART MEDICAL CENTER SPOKANE WA の作成したビデオを元に書いています。
発症してからの事を、ある発症者を元にストーリ仕立てにしたものです。
ビデオは8分24秒、直接の翻訳だと意味が通じないので、大胆に字幕を加えました。
翻訳した文字に、さらに修正を加えて、この記事の日本語にしてあります。
今は治ったけど、2か月前に狭心症を発症した時は本当に大変でした。
発作時には家で見舞われました。
妻もいて、今から考えるとラッキーでした。
前兆と発症です。
出勤前にパソコンをチェックしていました。
その時、心臓が急に痛み出しました。
察知した妻が慌てて飛んできました。
妻:「どうしたの」
私:「大丈夫。仕事行くから」
妻:「無理じゃない」
私:「しばらく家でこうしてようか」
痛みが止まらないので妻に救急車を呼んでもらいました。
救急車の中で、苦しいか、などいくつか問診を受けた後、
心電図をつけられました。血圧&脈拍もチェクされます。
心筋梗塞の症状が顕著に出ていたのだと思います。
この時の検査で、悪いのは心臓、特に狭心症か心筋梗塞かどちらか、
と救急士さんが判断したのだと思います。
病院に着くと、すぐに心臓だけの検査。
医者が心電図などの器械を取り付けます。
薬で、少し楽になりました。
息がしずらかったり、胸が痛かったらすぐにいうように看護師さんに言われました。
*バルーンカテーテル手術などはしていないようです。(注:by 井出浩司)
腕と肩と背中に検査器具をつけられ、気分がめいりました。
こんな事が起きるなんて、信じられなかったです。
医者は、私の心臓の筋肉がどのくらいダメージを受けているのか検査する必要がある事。
胸が息苦しいのが、心筋がダメージを受けた可能性がある、と言いました。
医者の説明を図解します。
動脈は何年もかかって詰まっていきます。
もし、図(Youtubeのビデオを参照してください)のように動脈が詰まっていれば、
心臓の手術が必要かもしれません。
ステントを入れて動脈を広げる必要があるかもしれません。
検査しながら、少しずつ動くようにしました。
椅子から起き上がる、お風呂場まで看護師さんと一緒に歩く、などです。
体にステントを入れる処置も含めて、手術をしないで済みました。
今までの生活に戻れなくなるのではないか、と大変心配でした。
心配で気がめいってきました。
でも、シャワーを浴びると、気分がよくなりました。
でも、すぐ疲れてしまいました。
心電図をつけて数日間過ごしました。
自分のできる範囲で、少しずつ病院内を歩きました。
少しずつですが、体が回復してきました。
だいぶ回復してきました。
退院の日も近くなってきました。
それと同時に疑問がわいてきます。
完全な回復までどのくらい時間がかかるのか、肉体労働ができるのか。
車の運転はできるのか、セックスはできるのか、
等です。いわゆる、狭心症や心筋梗塞の後遺症についての疑問です。
2週間と少しで退院するので、担当医にちゃんと聞くようにアドバイスを受けました。
疑問を聞いているうちに、
心疾患のリスク要因を理解できるようになりました。
リスク要因を理解することがどれだけ大切か、次の発作を防ぐのに役立つか、
わかりました。
適度な運動をする事、そしてもっとも大切なことは、28年間続けてしまった、喫煙をやめること、
喫煙をやめることは、大変なことだと思いました。
たやすくありません。
でも、この病院にいる間に受けた教育と入院中の禁煙で、喫煙の習慣をやめることができたように思います。
また、もうひとつ、ダイエットについての重要性についても理解できました。
ダイエットすることにより、コレステロールを減らすことができます。
体重増が再発のリスク要因になります。
食事量も減らしました。
退院して家に帰りました。
まず、自分の心臓が治りつつある段階である、という事を理解することが大変でした。
シャワーを浴びる、食べる、歩く、はできても激しい運動はやってはいけません。
毎日歩くことから始めました。
私が元気になるまで、妻と子供たちがよくしてくれました。
ゴミ出し、買い物、芝刈り、等です。
ご近所の方々も親切にしてくださり、気持ちの上でも大変助かりました。
生活習慣を変えるのに役立ったのは、地域のコミュニティです。
私は、外来患者の心臓リハビリテーションプログラムに参加し、
私に最適な運動をしました。
ダイエットとストレスをためない、というリスク要因を減らすのにも役立ちました。
もう、二度と発症したくありません。
リスク要因を減らすのは自分の責任だと思っています。
よい生活習慣に自分を変えるのは大変いいことです。
大切なことを学びました。
感謝しています。