食事でとるコレステロールは気にしないでいい、厚生労働省が目標値を撤廃しました。



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厚生労働省から5年に1度出される「日本人の食事摂取基準」(2015年版)

これまで成人は男750ミリグラム、女600ミリグラムを上限としていた食事からのコレステロールの目標量を撤廃した。

摂取基準には、国民の健康の維持・増進や生活習慣病予防などを目的として、

各栄養素の摂取量が決められていた。コレステロールについては摂取基準ができた平成16年から目標量を設けていた。

撤廃について、厚労省栄養指導室は「目標量を設定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため」と説明する。

 

僕の飲んでいる「コレステロールを下げる薬」(クレストール錠)

は、体内(肝臓)で作られるコレステロールを阻害する薬です。

 

血中コレステロールの7?8割は体内で作られ、食事の影響はもともと少ない。

また、コレステロールの摂取量が多ければ体内で作る量が減らされ、

逆に摂取量が少なければ体内でたくさん作られるというように、

血液中の量を体がコントロールしていることが分かっている。

 

 

->僕の肝臓はコレステロールを作りすぎてしまうんだと思います。

心筋梗塞発症後の手術・入院->退院前の栄養指導、検査入院での栄養指導、で必ず

「卵は2日で1個、お寿司もいくら、ウニ、玉は合わせて1握りにしてください」

と言われましたが、先般月一回の検診で、そこまで気にしないでよい、旨

担当医から言われました。

*ただ、何事も「食べ過ぎ」はよくないので、「バランスよく」との注意書き付です。

 

「卵いくら食べてもコレステロール値変わらないよ。おかにくない?」

と英・米で30年、データをとり、2015.2に「関係ないよ」宣言が出たようです。

英国の医学雑誌に2月、「食事指導を実行してもしなくても心筋梗塞などによる死亡率は変わらない」とする研究結果が発表された。

健康な人と脂質異常症の患者らを対象にした複数の研究を分析した質の高い研究で、

血中コレステロールを減らすことを目的に行った従来の食事指導には根拠がないことを示した画期的な内容だ。

 

以下2つのニュースサイトがわかりやすいです。

コレステロール、好きなだけOK? 上限値削除の理由は

食事コレステロールもう気にしなくていい? 「血中濃度と無関係」 厚労省は抑制目標値「撤廃」

「日本人の食事摂取基準(2015年版)概要」は必ず読んだ方がいいです。

バランスの取れた食生活の基本が、わかりやすく書いてあります。(41ページ。表で読みやすい。)

 

「日本人の食事摂取基準(2015年版)概要」

この資料に付随する資料も読んでおいた方がいいです。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書

*「・・概要」に対して、各論。

例えば

・エネルギーはなぜ、どのくらい必要か、PDFで記述してある。

エネルギーだと73ページ+参考文献一覧

たんぱく質(PDF:1,149KB)、脂質(PDF:1,279KB)、炭水化物(PDF:947KB)

エネルギー産生栄養素バランス(PDF:1,064KB) 等

・<参考資料1 対象特性>として妊婦、

乳児、高齢者等対象の年齢層について

<参考資料2 生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連>

高血圧(PDF:1,024KB)、脂質異常症(PDF:1,044KB)など各症状について

書いてあります。