心筋梗塞で「お迎え」が来た時の帰ってもらう方法



恩師・伊東光晴先生が倒れて1年。
http://norip-009.at.webry.info/201202/article_4.html

心筋梗塞で心肺停止→13日間意識不明&低体温治療
から奇跡の復活を遂げました。


先生の全快祝いの時
挨拶の練習用ビデオ作りました。
Youtubeにアップ。


以下は、動画の文言です。

心筋梗塞で「お迎え」が来た時の帰ってもらう方法

1.まず、狭窄の原因となるコレステロールの70%は
自分の肝臓で作ってしまうこと。
*卵食べない、なんて意味無いです。
入院中の病院食で卵料理出てました。

2.体は、ピンチになった、と思ったら抵抗力をつけ、エネルギーをつけるために、
ガンガンとコレステロール作ります。
*僕の場合、認知症の母を引き取ったら、僕から全く離れない、
という状態で、最後の1週間は徹夜で母の手を握ってあげてました。

3.それでも、体で一番太い血管は、簡単に詰まりません。
詰まったり、流れたりします。
僕の場合、「心臓が痛い」→「治った」の繰り返しが1週間つずきました。

4.「痛み」はいろいろだそうです。
心臓は普段痛くならない臓器で、心臓の細胞が壊死していくと、
脳がどのように痛みを伝えていいかわからず、
背中が痛くなったり胃が痛くなったりする人もいたそうです。
僕は、心臓が締め付けられる痛みでしたし、
多くの入院仲間も「心臓が締め付けられる激痛」だったそうです。

5.感じたことのない上半身の痛み、を感じたら、
とにかく救急車呼んじゃうことだと思います。
「ゴールデンタイム」と言って、完全に狭窄してから
6時間までが生きるか死ぬかの境目です。
死ぬまでの過程でも、1時間で手術完了した場合と6時間ギリギリで手術完了した場合では、
体へのダメージが違います。
僕は6時間ぎりぎりで、心臓の3割無くなりました。

6.心筋梗塞の重症度は、1)詰まった場所 2)詰まっていた時間
で決まります。
1)詰まった場所:1桁が生死に直結します。
3本の冠状動脈が枝分かれする前の、心臓に近い部分から、
真ん中が1、右が2、で9まで、詰まった位置に番号が付きます。
*二桁になると、それほど重症になりません。
*1から3までは、太く血流も多いため滅多に詰まりません。
*一昨年夏に死んだサッカー日本代表の三浦直樹は#4が詰まったといわれています。
僕の場合は、#7でした。

2)この1から9までの狭窄部位が狭窄したまま6時間過ぎると死にいたる、
ゴールデンタイムは6時間、と言われています。

7.カテーテル手術は、開腹・開胸しません。
ちょっとしんどい、だけです。

まとめ
1.宗教と病気は、人間が一番弱っている時に、スーッと入ってくる。
僕も、認知症で壊れていく母を見て、血圧200がわかっていても、胸ズキズキいたんでも、
一週間何もしませんでした。
「心臓が痛い」→検索 の2秒の作業で上位100万結果はすべて心筋梗塞です。
これすら、やる余裕がなかったです。
*「心が痛い」だと全く違う結果になるので入力注意。

2.自分の体を考える余裕が無い位追い込まれた時に、痛みに気づくか、
救急車呼べるか、これが生死を分けることになる、と思います。